はちど

ボードゲームのレビューなど。

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人狼ゲームにおける村人の立ち回り。

      2013/12/12

Hachiです。
松本・信濃ギャラリーにて開催される人狼イベント
「狼と幻想の夜」も、すっかり定番になってきました。
当blogの読者さんもお時間があればご参加頂ければと思います。

今回はそんな人狼の話題に絡めて、
一般的な役職でありながら立ち回りの難しい
村人の役職について、ちょっと考察していきます。

※追記:検索からのアクセスが多いので一応注意。

  • 「タブラの狼」ルールをベースにしています。
  • 一般論と言えるものではありません。
  • 身内卓向けのアドバイスが含まれています。

「参加者は全員が主役」が前提

いきなりこんなことを書くと、
ロールプレイ派に魂を売ったと思われそうですが。

人狼はコミュニケーションゲームです。
使われるコンポーネントは役職を示すタイルのみで、
ゲーム中に交わされるプレイヤー同士の会話と
プレイヤーの心理がこのゲームの主体です。

なので、Goukiさん風に言うと、
人狼ゲームの参加者は観客ではなく、
全員が舞台上に立つ役者です。
ならば、人狼ゲームに参加する以上、
椅子に座って流れを見守るだけの
「お客様」には絶対にならないでください。

なぜ、はじめにこんなことを書くかというと、
村人は特殊な能力が何もないため、
村の議論に参加する意識が希薄になり得るからです。

人狼ゲームの一部を作っているのは
参加者のひとりひとりだということをくれぐれもお忘れなく。
参加者全員で楽しい人狼ゲームを作っていきましょう。

なぜ寡黙はいけないことなのか

序盤の話。
村人になり、よしゲームに参加しよう、といって
ゲームに勝つために他人の発言を聞いてしっかりと推理する。
確かに大切なことです。
しかし、それに集中しすぎて自分からの発言が
なくなってしまうのは、避けるべきと言われています。
序盤に全く発言の無い人は「寡黙吊り」と言って、
処刑の対象になってしまうこともあります。

なぜ寡黙がいけないことなのか。
それは、黙っている人がしている「発言からの推理」を
他の人が黙っている人に対して全くできないからです。
あなたが他人を疑っているのと同じくらい、
他人はあなたを疑っています。

疑わしい人が情報を全く出さずに黙ったままでいたら、
その疑わしさを晴らす手段はなくなってしまいます。
結果、処刑の対象となるのも当然のことですね。

村人なのであれば、発言することに対しての
後ろ暗さはないはずです。
もし処刑されることが本位でないのであれば、
ぜひ議論には積極的に参加するようにしてください。

人柱宣言の是非

これも序盤。
最近の我々の村のトレンドとして、
「初日は役職吊り回避のために人柱COをする」
という傾向があります。
これは初日セオリーのうちの1つなので、
この流れ自体は悪いものではないと思っています。

しかし、この人柱吊りにもデメリットはあります。

3日目に情報を持った霊媒師COがほぼできなくなるのは
大きなデメリットです。
霊媒師としては人柱吊りよりもグレーランダム吊りのほうが
情報を持って出られるぶん、やりやすい環境になります。
つまり、村人は人柱COという戦略を選択した時点で、
霊媒師からの情報が増えることを拒否していると同義です。

また、本来は人狼を吊るための処刑を1手ぶん、
確実に村人である人間に使わされてしまう、というのもあります。
これは当たり前のことですし、ランダム吊りであっても
人狼に当たらなければ同じ結果になるので、
人柱吊りのデメリットとしては弱いですが。

上2つを合わせて言い方を変えれば、
その吊りを単体で見たときに増える情報がほとんどない、
ということになります。

最後は我々の村固有の問題です。
初日COが常に活性化しないから人柱COで役職保護という流れで
人柱吊りがトレンドになっているわけで、
人柱吊りを今後も続けていくならば、
いつまで経っても初日に情報が増えません。

そればかりか、初日潜伏の役職持ちは
守護者に守ってもらえないため、
人狼による襲撃を防ぐ手段がなく、
運悪く噛まれてしまった場合は
「グレーが噛まれた」以上の情報を
村に提供することができなくなります。

まとめるとこうなります。

  • 霊媒師の結果が必ず白なので情報が増えない。
  • 大事な吊りの1手を確白吊りで消費してしまう。
  • 役職がグレー潜伏しやすい状況になるので初日COが活性化しない。
  • いずれにせよ人狼による役職噛みのリスクはある。
    役職が噛まれてしまった場合、村への情報は極端に減る。

序盤の情報不足を嘆くなら、人柱COはやめ、
初日COをもっと活発に行うべきではないでしょうか。

噛まれる素村は良い素村

これは中盤の話です。4日目くらいの話。
うまいこと序盤を凌いだ村人は何をすべきか。
といっても、そんなに難しいことはありません。
序盤と同じように議論に参加しながら推理すればOKです。
とはいえ、村に寡黙吊りをする余裕も減ってくるので、
ある程度黙ってしまうことも許されます。
# とはいえ、完全ステルスはやめましょう。

中盤から思考が大きく変わるのは人狼です。
序盤でアドバンテージを守れた人狼は、
これまでの村の議論を見た上で
「今後の脅威」を探して噛み始めます。
もちろん、占い師や霊媒師など村に情報を落とす役職もそうですが、
当たり外れはさておきしっかり議論に参加する村人も
人狼にとっては大きな脅威となります。

推理が当たっていれば、言わずもがな脅威ですね。

結果、村人だったあなたは人狼に噛まれてしまうかも知れません。
しかし、それは悪いことではありません。
自分が犠牲になることで役職が噛まれることを防ぎ、
さらに、それまでの議論で話した内容が
人狼にとって脅威となる推理を含んでいたという情報を
村に落とすことができます。
だから、噛まれる素村は良い素村、なのです。

あなたが生きていれば村は負けない

終盤の話です。
ここまで来ると状況のパターンがたくさんあるので
一言で片付けるのも難しいところですが。
運良く終盤まで生き残った村人は、
「自分が吊られず」「人狼を吊る」ことを考えましょう。

終盤ともなるといずれの陣営もあとがなくなってきます。
吊り手数を無駄に消費しないために
村人は自分が吊られることはあってはならないことです。
全力で回避しましょう。
ここまで生き残っている人狼も十中八九潜伏でしょうから、
人狼も村人として振る舞い、同様に吊りを全力回避してきます。

ここで重要になるのは、
「村人は自身が村人であるという情報を持っている」ことです。
役職持ちは、外から見て村人らしい行動や言動の見分けが
つかないかも知れません。
しかし、村人であるあなたは、自身が村人であることを知っています。
だから、人狼が誰かわかるのです。

まとめ

  • 寡黙はやめよう。吊られるよ。
  • 突然の人柱COはやめよう。情報減るよ。
  • 役職の代わりに噛まれ、天国で人狼を笑おう。
  • 終盤の推理は村人が主役。最後まで頑張れ。

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