はちど

ボードゲームのレビューなど。

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人狼のゲームバランス考察。

      2013/10/29

Hachiです。
前回の人狼ゲームイベントについて、
ナオユキさんとちょっとした反省会をしたので、
そこで述べたことや続けて考えたことをつらつらと。

タイトルは「考察」って書いてますけど、
そんな大それた戦術論を述べるわけではなく、
イベントレビューの延長線上の雑感程度ですのであしからず。

反省会の発端

人狼側で最後まで奮闘したQWERTさんがすごく悔しがっていたことから。
# その後のテーブルゲームカフェgoukiさんのフォローにもあった通り、
# あのゲームは人間側のファインプレイが奇跡的に重なったので、
# 人狼側に勝ち目がなくなってしまったというのは確かにありました。

後から個人的に調べてみたところ、
といってもWikipediaに書いてあるんですが
ミラーズホロウの人狼では、人狼側の勝利条件が
実際にやったゲームの勝利条件とはちょっと違っていたんです。

そんなんをTwitterでつらつら書いていたら、
ゲーム会の休憩中にナオユキさんと次の人狼イベントについて話す際、
前回の反省会のような流れになっていったというわけです。

参考:前回の人狼ゲームルール

  • 勝利条件
    人間チーム
    人狼を全員処刑する。
    人狼チーム
    人間チームと人狼チームの人数を同数にする。
  • 役職(人数)
    • 村人(12)
    • 人狼(4)
    • 占い師(1)
    • 狩人(1)
    • 魔女(1)
    • 嫌われ者(1)
    • キューピッド(1)
    • 保安官(Ex,1)
    • 恋人(Ex,2)
  • その他のルール
    • 脱落した人の役職は公開する
    • 占い師は占った相手の役職を知ることができる
    • 脱落直前に遺言を残すことができる

「人狼不利」と感じる理由:騙ってはいけない人狼

人狼ゲームに於ける占い師は、人狼か否かを知ることができるという点で
非常に強力な役職として存在しており、人狼側には大きな脅威となります。
そのため、情報の攪乱を狙って占い師を騙ることは人狼側の常套戦術です

しかし、脱落者の役職公開・占い師の役職把握という2つのルールから、
ミラーズホロウの人狼に於ける占い騙りは他と比べて非常にハイリスクです。
人狼側の知り得る役職は味方の人狼が誰かということのみであり、
人間側の役職を言い当てることはほぼ不可能。
少しでも誤った結果を述べてしまった場合は即座に人狼と知られてしまいますし、
真占いとの信頼勝負に持って行くためには既に役職が見えている
脱落者を占ったと言い張るしかありません。

これは人狼側の情報が少ないと言うよりも、
占い師の得られる情報量の多さに原因があります。
そのぶん、ミラーズホロウの人狼には毎晩確実に守りに行ける役職がなく、
# 2013/07/31追記。この日のゲームには無かった、ということです。
なかなかCOしづらい=場に出る情報量が少ないというところで
バランスを取っているのではないかと思います。

つまり、ミラーズホロウの人狼に於いて
占い騙りは人狼側の常套手段ではなくなっています

騙りに出る人狼は、基本的に偽確定上等で出ていく必要がありそうです。

人狼の勝利条件考察:人狼は村人を騙れ

さて、前回のイベントでは、役職公開という特異なルールの中にあって、
人狼側の勝利条件については一般的な「同数ルール」が採用されていました。

この「同数ルール」の勝利条件は、人狼の役職騙りによる情報の錯綜によって
議論が混迷を極めた末で満たすべきもの(と経験者は思っているはず)であって、
ルールで人狼は役職を騙ったらバレると規定されている状態から
容易にたどり着けるものではないのかもしれません。

「人狼は、特殊な役職でないただの村人を全滅させれば勝利となる」。
これがミラーズホロウの人狼に於ける人狼側の本来の勝利条件です。
この勝利条件を満たすためには、吊り・噛みの両方に於いて、
ただの村人のみを狙っていくのが効率的でしょう。

人狼側は誤って役職持ちを吊ったり噛んだりしてしまった場合、
勝利条件を満たすための手数を1手ロスしたことになります。
方や人間側、特に村人が役職持ちの脱落を認識した場合は
村に落ちてくる情報が減ってしまったこととなり、
こちらも大きなロスになります。

つまり、役職持ちの脱落についての認識が村人と人狼で非常に似通うこととなり、
その点に於いて人狼は村人を騙りやすい環境であると言えます。

ここまでのまとめ:やっぱり人狼側は不利だった(かも)

ミラーズホロウの人狼に於ける人狼側の持てる情報は
味方の人狼が誰かということのみであり、
役職を知ることのできる占い師に騙りで太刀打ちできないのは明らかです。

この情報量の差という点で、ミラーズホロウに於ける人狼側は
相対的に不利な立場であると言わざるを得ません。
この情報量の少なさを補うために、
人狼は同じく情報量の少ない村人を騙ることが
おそらく定石なのでしょう。

前回のイベントでは、人狼側が情報的に不利な状態で、
一般的な人狼の勝利条件である「同数ルール」を採用した結果、
役職を騙ることが当然の人狼ゲーム経験者に対して
覆すことのできない情報量の圧倒的な差から
人狼不利という印象を与えてしまったのかもしれません。

どうすればいいのか:役職満載か、騙り人狼か

アナログゲームの良いところは、ルールが偏っていると思ったら
全員の同意をもってルールの変更が可能であるところです。
というわけで、次回へ向けて、ルール案を2つ出してみようと思います。

改善ルール1:役職満載

勝利条件や細かなルール等は全てミラーズホロウの人狼準拠とし、
さらに人狼側の勝利条件達成を手の届く位置にするため、
特殊な役職をできるだけ多めに入れる方法が第一の案です。

人狼側は役職を見極めてできるだけ村人を脱落させていくゲームとなり、
人間側は役職持ちの能力を活かして人狼をさがすゲームとなります。
ネックは、ミラーズホロウの役職は面白くトリッキーなものが多いため、
シンプルな人狼ゲームではなくなってしまうことでしょうか。

改善ルール2:騙り人狼

人狼側の勝利条件は一般的な同数ルールとします。
占い師は占いで役職まで知ることはできず、
人狼か、人間かのみを知ることができます
また、狩人の特殊能力は
夜のターンの間、任意の1名を狼の襲撃から守ることができる
に変更します。(あるいはそれに相当する役職を入れます。)
さらに、魔女の役職は入れないことにします。(効果が少し被るため)
早い話、より一般的な「タブラの狼」準拠のルールにする、という話です。
# といっても霊媒師不在なので脱落者の役職公開はそのままとします。

これによって、人狼が占い騙りによって破綻するリスクと
真占いがCOによって噛まれるリスクを同時に少なくし、
早いうちから真贋入り交じる高度な情報戦が繰り広げられます。
なのは完売!

人狼は狩人と占い師を噛んで優位に立つゲームとなり、
人間側は正しい情報を見極めつつ占い師を守るゲームとなります。
経験者にとっても馴染みのあるルールになると思いますが、
ちょっと変わった人狼ゲームがしたいと思っている人がいれば、
その期待に添うことはできなくなります。

まとめ:結局はGM次第

と、最終的な結論が
「ミラーズホロウかタブラの純正ルール使えばバランス取れてるやろ」
というぶん投げに近い形に落ち着いてしまいました。
まあ、次のルールをどうするかはGM次第ということで、
最終的なことも丸投げしようかなと思っていますw
参加者の一人として、また楽しませてもらえればと。

次回は8月10日17時から、長野県松本・信濃ギャラリーにて開催です。
このblogをご覧の方も、お時間あればご参加ください。

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