はちど

ボードゲームのレビューなど。

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High Society(ハイソサエティ)

      2016/01/19

Hachiです。
最近のボードゲーマーらしい話題は「Quantum買ったよ!」であり
非常に喜ばしいことなんですが既にレビュー記事あげてるので
blogの内容的には全然捗らない毎日を過ごしています。

閑話休題。
今年の名古屋ボドゲフリマで購入した「High Society」が
かなり間があいてようやく最近出番が増えてきているので
レビュー記事まとめてみました。

概要

プレイヤーは上流階級(ハイソサエティ)の一員となり、オークションに参加します。
上流階級の人々の間では、このオークションで競り落とした財産の価値が
すなわち自身の価値となるのです。
ただし、資金もまた上流階級における大切な財産です。
競り落とすことに固執して資金を使いすぎてしまうと、
上流階級を名乗ることができなくなってしまうでしょう。

ルール

勝利条件

ゲーム終了時、競り落とした財産カードの数字の合計数が
いちばん大きいプレイヤーの勝利です。

ただし、ゲーム終了時に手元に残った資金カードの合計が
誰よりも少ないプレイヤーは、このゲームに勝利することができません。

ゲーム開始処理

各プレイヤーにはそれぞれ同じセットの資金カードを配ります。
オークションにかける財産カードは裏向きで山札とします。
その後、スタートプレイヤーを任意に決めます。

ラウンド中の処理

ラウンド開始処理

スタートプレイヤーは財産カードの山札の上から1枚をめくります。
めくられた財産カードが
「このラウンドでオークションにかけられる財産」となります。

その後、スタートプレイヤーから順に後述する「ビッド」を行います。
通常の財産カードであれば「通常のビッド」を、
マイナス効果の財産カードは「マイナスカードのビッド」を行います。

通常のビッド

オークションにかけられている財産カードが欲しい場合は、
手札から1枚以上のカードを表向きに出していきます。
このとき、以下のルールに従います。

  • 場に出たカードの合計が直前のビッド額よりも多くなければならない
  • 競り上げる際に既に場に出した資金を手元に戻すことはできない
  • 常に、使用済みの資金等で両替をすることはできない

オークションから降りる場合は、「降りる」と宣言して
場に出した資金カードを全て手元に戻します。
その後、同ラウンドのオークションに参加する権利を失います。

他のプレイヤー全員がオークションを降りた場合、
そのプレイヤーは場に出した資金を捨て札にし、
オークションにかけられていた財産カードを獲得して
次のラウンドに進みます。
次のラウンドのスタートプレイヤーは、
このラウンドで財産を競り落としたプレイヤーになります。

マイナスカードのビッド

このゲームには、得点となる財産以外に
「失点」となるカードも含まれています。
失点となるカードがオークションにかけられた場合は、
通常のビッドとは異なるルールでオークションが進められます。

オークションにかけられたカードを獲得したくない場合、
手札から1枚以上のカードを表向きに出していきます。
(「火災」や「ゴシップ」を金で解決しようとしている、という解釈です。)
カードを出す際のルールは通常のビッドと同様です。

オークションから降りる場合は、「降りる」と宣言して
場に出した資金カード全てを手元に戻します。
その後、オークションにかけられていたカードを獲得します

誰かがオークションを降りた場合、
他の全てのプレイヤーは場に出した資金を捨て札にし、
次のラウンドに進みます。
次のラウンドのスタートプレイヤーは、
このラウンドで最初に降りたプレイヤーになります。

ゲーム終了条件

財産の中に含まれる赤枠のカードのうち
4枚目がオークションにかけられた場合、
即座にゲームが終了します。
(4枚目のカードを競り落とすことはできません。)

点数計算

競り落とした財産カードの点数計算の順序は以下の通りです。

まず、「窃盗」カードを持つプレイヤーは、
手持ちの財産カード1枚を無効(0点)とします。
その後、ほかの黄枠のカードの数値を全て合計します。
最後に、その合計値に対して赤枠の「1/2」「x2」の処理を行います。

雑感

ドイツの超有名ボードゲームデザイナーである
ライナー・クニツィアの名作オークションゲーム(競りゲー)です。
彼の作った競りゲーは他に「ラー」「モダンアート」「メディチ」という
いわゆる三大競りゲーがあるのですが、それと比べてこのHigh Societyは、
ビッドのルールが一般的なオークションと同じであり、
点数計算も容易なので、とっつきやすい部類かと思います。

このゲームの面白いところは、
ゲーム終了時に残った資金による足切りが発生するところです。
これにより、「財産が欲しいから」ではなく
「他のプレイヤーに少しでも多くの資金を支払わせたいから」という理由で
値段を競り上げる戦術もまた、有効になってきます。

このゲームは、相場観(この価値の財産ならこれくらいの額を出してもよい、
という考え)がなかなか読めないゲームと言われたりもします。
早い段階の価値の低い財産が高く売れ、遅く出た価値の高い財産が
それより安い値段で落札されることもままあります。
その原因は、ゲームの終了タイミングもランダムであることと、
前述の足切りルールがあることによるものであり、
このゲームの面白さにもつながっている部分だと思っています。

このゲーム、基本のルールがシンプルだからか
ヴァリアントというか地方ルールというか、そういうものも多めです。
少しだけ例を示すと、

  • 獲得した財産カードは点数計算まで伏せておく
  • 赤枠の財産カードは他の財産カード1枚に対して適用する

といった具合です。
私も違うゲーム会で数回プレイしたことがあるのですが、
どの卓でもルールの細部が微妙に違っていました。
正確なルールはルールブックに書いてあるものがそれなんでしょうが、
プレイしていくうちにより面白くなる方向にルールを改変していけるのも
ボードゲームのいいところです。

ちなみに上記のルールも、自分が普段遊んでいる際のルールを記載したものであり
もしかしたらルールブックのものとは違ってるかもしれません。。

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