はちど

ボードゲームのレビューなど。

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iPhoneで遊べるボードゲームアプリ。

      2013/10/27

Hachiです。
iTunesStoreが5周年を迎えました。
おめでとうございます。
ということで今回は、iTunesStoreで買える
ボードゲームアプリをいくつか紹介しようかと思います。

iTunesStoreで買えるボードゲームアプリ

San Juan

このブログに名前だけは何度も出ているPuerto Ricoのカードゲーム版です。
本家ほど濃密ではないですが、雰囲気やプレイ感は損なわれていません。
しかし、良くも悪くも運ゲーになりがちなのが玉に瑕。

San Juan App
カテゴリ: ゲーム
価格: ¥600

簡単なルール

手札の建物カードを建て、12枚のカードを出した時点で
場のカードの点数の合計が多かった人の勝利です。
建物を建てるためのコストは、
建てる建物以外の手札を捨てることによって支払います。

プレイヤーは下記の職業からラウンドごとに1つを選び、その行動を行います。

参事会議員
山札から2枚を見て、1枚を選び残りを捨てる。
職業を選んだプレイヤーは見るカードが5枚になる。
建築士
手札から建物を1つ選んで建てることができる。
選んだプレイヤーは払うコストが1少なくて済む。
監督
既に建てられている「工場」を1つまで選んで生産する。
既に生産物のある工場を選ぶことはできない。
選んだプレイヤーは生産する工場を2つまで選んでよい。
商人
工場で生産された生産物を1つまで選んで売却し、
レート表に従った枚数のカードを引く。
選んだプレイヤーは一度に2つまで売却してもよい。
金鉱掘り
選んだプレイヤーのみカードを1枚引く。

他のプレイヤーも全員それに従って行動することができ、
全員の行動終了後に、残った職業から1つを次のプレイヤーが選びます。
そうして全員が職業の選択と行動を終えたらラウンドが終了し、
総督タイル(スタートプレイヤー権)が次のプレイヤーに移動します。

雑感

カードの引きによる運要素が強く、あっさりめなので、
Puerto Rico未プレイの人となら楽しいかも知れません。
アプリはユニバーサルなので、iPad専用のPuerto Ricoとは違って
iPhoneでもプレイすることができます。画面狭いですが。

手軽にPuerto Ricoのプレイ感を味わうことができる!
このゲーム最大の魅力はこれです。
裏を返せば、Puerto Ricoがプレイできるなら
Puerto Ricoやった方が楽しい、ということですが。

Puerto Rico HD App
カテゴリ: ゲーム
価格: ¥600

Le Havre

AGRICOLAのウヴェ・ローゼンベルクの作品。
フランスの港町を舞台に、自分の港を発展させることが目的です。

Le Havre (The Harbor) App
カテゴリ: ゲーム
価格: ¥450

簡単なルール

自分の港を発展させ、お金をたくさん稼いだ人の勝利です。

各プレイヤーは自分のターンに次のいずれかを行います。

  • 場の資源1種類を選び、配置された全てを取る
  • 建築済みの建物を1つ選び、その効果を使用する

また、各プレイヤーは自分のターン中いつでも次の行動ができます。

  • お金を支払って公共の建物を購入する
  • 自分の建物を公共の建物にし、コスト分のお金を受け取る
  • 借用書を返却する(コストは後述)

建物を建てるには、「建物を建てる」効果のある建物を選びます。
3つの山札の一番上のカードから建てられるものを選び、
手持ちの資源コストを払って自分のものにすることができます。
建物は建築済みかつ使用中でなければどこでも使用可能ですが、
公共の建物や他人の持つ建物を使う場合は、
使用するためのコストを持ち主へ支払う必要があります。

また、各ラウンドの終了時には食料の徴収が発生します。
船を建造済みの場合は、持っている船に書かれた数だけ
支払う食料を減らすことができます。
1食料を1フランで代替することもできますが、
それでも支払えない場合は、借用書を書くハメになります。

借用書は1枚発行するごとに4フラン受け取ることができ、
返却には1枚あたり5フラン払う必要があります。
それ以外に、各ラウンドに1度利子の徴収があり、
借用書を持つプレイヤーは1枚あたり1フランを支払わなくてはいけません。
さらに、ゲーム終了時まで借用書を持ち続けていた場合は
1枚あたり-7フランとして扱われます。

雑感

拡張と食糧供給のバランスが大事なのはAGRICOLAと同じです。
AGRICOLAと違ってペナルティカードを返却することはできますが、
受け取った時点で損になるようにできているので、過信は禁物。

アクションスペースの衝突という概念がほぼ存在せず、
AGRICOLAでそこを嫌う人には受けると思います。
# ワーカープレイスメントはそこがキモだとも思いますが。
とはいえ、頻繁に使われる建物は自分で建てると利用コストの徴収が美味く
それの取り合いになることはあります。造船所はガチ。

建物の効果はわかりやすくアイコン化されているので、
AGRICOLAのカード効果よりは取っつきやすいのもポイントです。
アプリは英語版のみですが、ゲーム中に限って言えば
これのおかげで言語依存をほぼ感じることなくプレイできます。
しかし要素が多いゲームなので画面がごちゃごちゃするのはご愛敬。

AGRICOLAに比べて弱さを感じるのは、
衝突があまり無いデザインゆえにあまりガチンコ勝負にならず
ふわふわしたプレイ感なところ。
勝っても負けてもいまいちに感じてしまいます。
実物のボードゲームでは資源のコンポーネントがタイルというのも、
表裏が使えて効率的ではあるのですが個人的にはあんまり。

Kingdom Builder

Dominionのドナルド・X・ヴァッカリーノの作品。
共通のマップボードを使った陣取りゲームです。

Kingdom Builder App
カテゴリ: ゲーム
価格: ¥600

簡単なルール

プレイヤーは手番順に自分の駒をボードに配置していき、
プレイヤーのうち誰かが全ての手駒を使い切ったら
そのラウンドの最後のプレイヤーまで手駒の配置を行った上で
点数の集計を行い、いちばん点数の多いプレイヤーが勝者となります。

点数はマップ上の砦との隣接のほか、
ゲーム開始時に公開される3枚のカードに記された
点数の取得条件に従って計算されます。

駒は下記の条件に従って配置します。

  • 1枚の手札を公開し、それと同じ土地に置く。
  • 可能ならば自分の既存の駒と隣接する土地に置く。
  • 他人の駒と同じ土地には配置できない。
  • 建物や山脈の上には配置できない。
    河川は特定の特殊効果(後述)使用時に限り配置が可能。

また、ボード上には特殊効果を得ることのできる建物があり、
建物と隣接することでその効果を獲得することができます。
獲得した効果は毎ターン1度ずつ使用することができ、
それぞれの効果に従った特殊な方法で駒を配置できるようになります。
1カ所の建物につき権利を得ることができるのは2人までです。

雑感

勝利点の取得条件を決めるカードに言語依存があるため、
慣れるまではちょっとつらいかもしれません。
とはいえ10種類だけですし覚えればイラストで判断できますが。

既に配置された駒と隣接した場所に配置できる場合は
必ず隣接させなければいけない、というルールは簡単なようで強烈です。
中途半端に同じカードしか出ないと、いつまで経っても
得点にならない同じ土地にばかり駒を置かざるを得なくなったりします。
手札は常に1枚なので、引きの良さと配置の仕方がものを言うゲームです。

早くたくさん置いて駒をなくすプレイングは素直で強いですが、
点数が取れない駒をできるだけ置かないプレイングでも
(引き次第だったりもしますが)じゅうぶん強いです。
いずれにしても、マップと建物の効果と得点条件をしっかり見て
戦略を立てて動く必要は大いにあります。

序盤の建物争奪戦から終盤の点の取り合いまで、
あっさりしたプレイ感の割には熱いゲームができます。
直接的な妨害ができるのは、人数が多い場合に限られてしまいますが。

BANG!

西部劇風、正体隠匿型カードゲームです。
セールでたまたま買ったら結構楽しくてハマりました。
まだ無料セール中のようです。(記事執筆時)

BANG! the Official Video Game App
カテゴリ: ゲーム
価格: 無料

簡単なルール

プレイヤーは4つの役職のうちのいずれかとなり、
各陣営の勝利条件を満たすことを目的に撃ち合います。

各プレイヤーは自分のターンにカードを2枚引き、
カードの効果を使いたいだけ使うことができます。
ただし、通常攻撃のみは1ターンに1枚しか使えません。

役職は以下の通りです。

保安官(Sheriff)
勝利条件:アウトローとはぐれ者を全滅させる
保安官は全員に役職を公開し、ライフ5からスタートします。
牢屋カードの対象に選ぶことができません。
副保安官を誤って倒した場合はペナルティがあります。
副保安官(Deputy)
勝利条件:保安官と同じ
保安官と違い、役職は非公開となります。
アウトロー(Outlaw)
勝利条件:保安官を倒す
倒された場合、倒した人に3ドローの権利を与えます。
はぐれ者(Renegade)
勝利条件:アウトローを全滅させた後、保安官を倒す

射程距離の概念があり、何もなければ通常攻撃は
両隣のプレイヤーにしか届きません。
装備品で射程を変化させることもできますが、
奪ったり廃棄したりする効果のカードもあるので油断は禁物です。

雑感

正体隠匿系は、正体が明らかになってしまうリスクを負うことで
勝利という大きなリターンを得るという展開が作られます。
このゲームでは、正体判明リスクを負うタイミングを
それぞれの役職の勝利条件設定によって少しずつ異なるようにしてあるので、
(途中脱落しなければ)最後までダレずに楽しむことができます。

とはいえカードゲームなので、引きの運が悪ければ
あっさり沈められることもあります。
実際のゲームではつまらない展開になるかも知れませんが、
アプリでソロでやるぶんには、サクサクできてそれほど気になりません。

Renegadeの勝利条件は他と比べると厳しいですが、
そのぶん立ち回りを考える甲斐があり、
序盤はDeputyのように動けるので長生きすることもでき、
4つの中ではいちばんプレイしていて楽しい役職かなと思います。

おわりに

他にも色々ありますが、とりあえず紹介しやすいところを選んでみました。
好きなゲームは優先的に紹介済みだったりするので、
雑感の内容がちょっとだけ否定的なのは勘弁してください。

ボードゲームはアナログであるからこそ楽しいものだとは思います。
でも、アナログであるからこその制限(場所・人など)があって、
気軽にできるものではないのも事実です。
ならば、ふっと空いた時間に一人でもさくっとできるような
こういうアプリもありじゃないかなと思います。

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